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/ 予告編

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 第7話  『第42回赤旗名人全国大会レポート』

(結構本気で狙ってたんですがねぇ...。それにしても、ひんしゅくものの超厚書きですが、平にご容赦を)

 あれは赤旗全国大会の1週間前の深夜のこと。夢枕に神様が現れたのでございます。言うまでもありませんが、神様はお菓子町のオヤジさまにとても良く似ておりました。
「今週の熊座はしょーぎぜっこーちょーでしょう。勝って勝って勝ちまくりです。ゆめゆめ疑うことなかれ。また、らっきーあいてむは中飛車です...........」
ふ〜む....神様のお告げでございます。翌日早速24で中飛車を使ってみました。作戦負け→不利→必敗→終盤捲り一発大逆転。おぉ、勝った!ではもう1局。作戦負け→攻められる→駒損→必敗形→取り敢えず粘る→とにかく粘る→とことん粘る→...中略...→まだまだ粘る→相手根負けしたか(?)中断→5分待っても戻ってこず→すかさず判定勝ち。おぉぉ、また勝った(笑)
何か知らんけど勝ちます。自分としては珍しく、平日の夜にも関わらず、その週は24を指して指して指しまくり。連戦連勝でございまして、点数も鰻登りでございます。
 よーし、いける!絶好調!我にラッキーアイテム中飛車あり!赤旗名人はもらったもどーぜん。目指せ新人王だー。とまぁ、鼻息も荒く、そんなこんなであっという間に大会前日の金曜日を迎えたのではありました。
 金曜日夜、仕事先から宿泊先の池袋へ直行し、抽選しチェックイン。外に出て食事後、ネット喫茶にてまたしても指して指して勝ちまくって絶好調を確認しホテルへ戻ったのでございます。
 と、ロビーに見慣れたお二人の姿が。ニトロ取締役とアサシャンさんでございました。奇遇でございますな。しばし雑談。ニトロさんは、本日都内で仕事→甲府→池袋...現在に至る、とのこと。また明日は明日で、ベスト8に勝ち残る→池袋→甲府(豊鮨)→池袋という恐ろしいスケジュールが待ち受けているのではございました。(あー大変)
 やがて雑談終了。「明日は皆頑張りましょう!」と互いの健闘を誓い合って別れたのではございます。
 
 さて、翌日土曜日。宿泊先のホテルの隣にありますホールが会場でございます。会場をうろついていますと、S田さんを見つけ雑談。
くまのすけ「もしベスト8残れなかったら、帰りは名古屋(アマ王将戦東海予選)経由ですか^^」
S田「いやぁ、罰ゲームってことらしいです(笑)」
どうやら女王バチ様からカモンメールを頂いているご様子でございます。
余談ではございますが、その時私のカバンの中には何故か日本棋院中部本部(アマ王将戦東海予選会場)の地図が入っていたりするのではございます^^。

 開会式が始まり、しばらくして大会ルールの説明でございます。要約しますと、今日は持ち時間20分の30秒。2勝通過、2敗失格の予選後抽選しトーナメント。ルールは日本将棋連盟ルール、とのことでございます。
(ん?ということは、24点法?宣言法はなし...かな?)赤旗名人戦には連盟普及部はからんでおらず、こういったところは結構ファジーでございますな。
更に「今回、切れ負けルールから、秒読み付きに変更しました....。時間切れにならないように気をつけてください....」
おいおい...って感じですが、言いたかったことは時計の種類が変わったんで気をつけてください、ってことのようです。
でもって「...で隣の時計を押さないように気をつけてください...」
むー。確かに団体戦の切れ負け将棋で、私の残り時間が30秒ぐらいの時これやられて20秒ぐらい削られたことはありましたが....。

 ま、なにはともあれ対局開始でございます。
私の初戦の相手は北海道のK氏。取り敢えず、ラッキーアイテムとしてゴキゲン中飛車投入致しました。
先手が私で、相手の44銀に45歩、同銀、36歩として銀桂交換する順に。そのまま長引けば駒得が生きる筈が、そこは中飛車初心者。あっというまに大決戦になってしまい、良く見ると必敗形が目の前に。
むー....と、20分の持ち時間はあっという間でございます。仕方なく自分の負けは読みきりつつ突撃。と、これが功を奏し受け間違ってくれて顔面に命中。結果幸いしました。おー。流石ラッキーアイテム。
 さて天下の形勢は?と(昔、良く新宿闇太郎さんが、こんな表現使っておりましたな)確認しますと。アサシャンさんは勝ち、ニトロ取締役は和歌山のM氏に負け。ニトロさんのブロックは他に京都のW氏、北海道のT氏がおり結構手厚いブロックでございます。ニトロ氏危うし、でございます。他に、注目は招待選手の女子中学生のM田さん。ギャラリーが集まった中、堂々の勝利。流石でございます。N山元朝日アマ名人が最近勝ったり負けたり、とご自分の日記に書いておられましたが、頷ける将棋の内容でございました。
 で、ここで昼食の予定でしたが、弁当の到着が遅れているようで予定変更。予選2回戦開始でございます。
 後で聞いたところによりますとここで事件が勃発しておりました。大会スケジュールは当然昼食休憩だったので、選手の小学生と共に外に食事に出かけた親御さんがいたようで...。しかも、対局時計は動かしちゃったようで...。時間を使い切る前に帰ってきて、不戦敗は免れましたが...。うーむ、でございます。
 それはさておき私の2回戦ですが、山形のS氏と。今回はラッキーアイテムは温存(心臓に悪いっす)。振飛車党の匂いがしましたので、筋違い角を投入致しました。ところが指してる最中、気がつくとなにやらポッコリしたものが視界に入ります。 (??おー!)それはSさんのお腹。服をたくし上げた拍子にお腹が出てしまった模様で、しばらくそのままの状態でございました^^。
 形勢は、くまのすけの作戦勝ち→優劣不明→S氏、くまのすけの金無双を端から攻めつぶす→飛車成りこまれ、くまのすけ玉左辺へ遁走(敗勢)。もしかするとポッコリお腹はSさんの作戦だったのでしょうか??99%負けの将棋でしたが、何故かここからSさん乱れに乱れ、思いがけず大逆転。う〜ん。絶好調!?
 何とまぁ、中飛車以外もラッキーです。あっさり予選通過してしまいました。なんか将棋の力ではなく運100%で勝ってますな。
 トーナメントの抽選。不戦勝のクジを引く予感はありました。こんなついてる状態で引かないわけはありません。えい!と、15番。小走りにトーナメント表を見に行きますと、「よーし!」見事1回戦不戦勝のクジでございました。
 調子に乗って、この後E藤君に「いやー不戦勝のクジ引かなかったら、怒ってそのまま帰ろうかと思ってたよ」って、これはちょいと調子乗りすぎでございましたな。

 で、ニトロ取締役でございますが、北海道のT氏に破れ、まさかの2連敗予選落ち。やっぱりスケジュールがきつかったんですかねー。まぁ、夜の部がありますからねー。T支部長からは「お風呂はいる時間できてよかったね」と温かいいうメールをもらったとのことでございました。ニトロ取締役戦線離脱。
 S田氏もまた、まさかの2連敗予選落ち。名古屋止まりのキップを握り締め、「明日名古屋で会いましょう(笑)」の言葉を残し戦線離脱。
 予選第二局で大激戦だったのが、神奈川のY氏対宮城のH氏の対戦。ここは1勝同士の対戦で本来なら余裕ある筈なんですが、勝った方は予選通過、負けた方は大分のH氏と1−1同士で指さなきゃならないという状況。となれば不利な方もそう簡単には投げられません。延々と対局は続きましたが、結果はY氏勝ちでございました。  予選第三局も進みます。正和君、2−1で抜け、抽選で不戦勝のクジを引き当てる。うーむ、太いですな。普通は2連勝者が全部引き当てること多いんですけどね。アサシャンさんも2−1で抜け、抽選でE藤君の隣。埼玉決戦です。
 注目のM田イオさん、2−1で予選通過。何か将棋見てると、普通に強いんですけど。M田さん、抽選は準々決勝で正和君と当たる位置に。
 トーナメント表の前で何人かで雑談。「当たると面白いよねー」「正和、プルプルになると面白いよねー」いやー、これがホントに実現するとは...。
   予選通過者は次から次へと出るのですが、私の次の対局相手はなかなか決まりません。京都のW氏と未定の勝者との対戦。まだまだ掛かりそうです。フラフラしていると正和も暇そうにしてましたんでしばし雑談。
正和「”職業、自営業”って書かれてますー」
くまのすけ「自営業って、バイトでもやってるの?」
正和「いえー、やってませんー。でも8月から10万ぐらい稼ぎましたー」
くまのすけ「??えっ、どうやって??」
正和「(少し恥ずかしそうに)将棋ですー」
あ、そ、そうですか。賞金ってことですか。

アマ王将戦の話題に移りまして。
正和「九州代表になるのに10日ぐらいかけましたー」
くまのすけ「はいー?」
正和「お金がないんで各駅停車で行って、直前に行くと流石に将棋どころじゃないんで数日前から行って...」
あ、そ、そうですか。若いって素晴らしいですねー。
ちなみに、アマ王将戦の今回の戦績はいまのところ18勝3敗とのことでございます。
で、H田先生は確か24勝5敗でございましたでしょうか。またY澤氏は、6大会出場。勝ち数不明、負け数推定7敗でございます。
ま、どうでも良いことではございますが。
 
 さー、予選も大詰め。最後に残った大分のH咲氏対宮城のH泉氏の対戦ですが、H咲氏優勢の将棋が何時の間にやら逆転。H泉氏勝利!何とH咲氏まさかの予選落ち!赤旗名人戦のレベルの高さ、恐るべしでございます。
 本戦1回戦のE藤−アサシャン戦も激戦でございました。E藤氏優勢かに見えた終盤でございましたが、E藤氏の穴熊が何時の間にやら崩壊。左辺に玉が逃げ出します。二重三重にギャラリーも取り囲み、一時アサシャンさん大いに有望に見えたのではありましたが、気がつくとE藤氏左辺でやけに寄せにくい玉形を築いておりました。流石E藤氏の王様。生命力が違うのでございます。アサシャンさん。残念ながらここで敗退。
 と、M田嬢も本戦1回戦勝利!おぉ、M田−正和戦実現にまた1歩前進でございます。

 京都のW氏と宮城のH泉氏の対局終了。W氏勝ちでございます。私の相手が決定いたしました。予選抜けてから4,5時間経過してございましたが、待ちくたびれたなどと言ってはいけません。将棋が指し続けられるのは幸せでございます。30分ほど前から徐々にテンションを上げ、いつでもOK!でございました。
 W氏との将棋は相振り飛車になりました。(こうなるとラッキーアイテムは使いづらい)
 私の玉は言わずもがなの穴熊。これで負けても悔いはなし、でございます。展開は押さえ込まれそうな形から、何故かラッキーパンチが炸裂。大優勢となりましたが、着地に失敗。23から打っても、25から打っても同じと思った銀が大違いで、決め手を逃して長引きます。
 W氏とは初手合いだったのですが、噂どおりの実力でございます。こちらが全然良いはずなのですが、入玉模様でもたれられ、こちらの狙いは全部消され、訳が分からなくなってきました。秒に終われ、取り敢えず狙いらしい狙いがない手を指し続けてしまいました^^。そして大詰め。時間に追われ竜を捨てて馬を敵玉に近づけて...。気がつくと自陣に一杯作られていた成り駒を一掃でき。更に気がつくと...おぉ、寄ってるじゃないの(1手前まで気が付きませんでした^^;)。まだ運は残っていたようでございます。
 私の対局が最後だったようで、運営の皆さん片付け真っ最中でございました。ベスト8にはM田さん、正和君も残りました。M田さん女性初のベスト8。内容的にフロックではないのが凄かったですね。私の明日の相手はE藤君。相手にとって不足なさ過ぎ、でございます。
 ホテルに引き上げる際、ロビーでK野君達と雑談。
 K野「いやー、くまのすけさんの指す手に狙いがないから、W君何を狙ってるのか分からなくて困ってましたよ」(爆)
 お恥ずかしい内容ではありましたが、結果オーライですかね。尚、この日は飲みには行かず、対E藤戦に備え24指しまくり、ラッキーアイテム健在を確認してから寝たのではありました。

 さて翌日日曜日。いよいよ対E藤戦です。事前に想定した戦形がありました。先手番の中飛車なんですが、先手番でしかありえない形。決して有利になることはないんですが、何故かこの戦形、以前から不思議に負けません。更に、最近プロの棋譜を数十局並べ研究手順も用意しました。振り駒で先手を取ることが必須ですが、今のこのバカヅキで先手にならないことなんて考えられません。
 ホテルの1F会議室で対局開始。年の功で振り駒をさせてもらいました。5枚取って(先手だー、先手だー)と念力を掛け、えいっと振ると....。
 (あっ........................................................................................................................................................................................................................)
 と金4つ。終了。私の新人王の野望は、早々に、あっさりと潰えたのでございました。告白しますが、絶対先手取れると思ったんで、後手番対策用意してませんでした。はー。
 一応後手番中飛車やりましたが、木っ端微塵でございましたな。
  
 隣では、M田−正和戦が最終盤となっておりました。話によりますと、ここまでずっとM田さん必勝形が続いており、この局面でもまだM田さんが優勢でございました。
 正和君大苦戦。見ると、正和君ちゃんと靴下も靴も履いております。流石に女子中学生相手に裸足にはなれなかった模様でございますな。これが苦戦の原因でしょうか。激戦は続いておりましたが、最後にM田さんに悪手が出て逆転で正和君勝ちとなりました。うーん残念。
  
 この後どうしようかと(蒲田でのKプロの講演も魅力だったのですが)思いましたが、決着を最後までも届けました。
 優勝はA山太郎さん。おめでとうございます。2位はT田俊平さん、3位はE藤正樹さん、4位はY田正和さん、皆さん残念でございました。特に正和君。思いっきり萎れておりました。とても声を掛けられる状態ではありませんでしたが、取り敢えず、彼のこれからの将棋人生に実り多きことを祈っておきたいと思います。
 また、A山さんには、新人王戦出場。T田さんには新人王との記念対局が待っております。そちらでの活躍や勝利を期待いたします。

 さて、当日帰宅後、妻との会話。へたれている私に。
 妻「何がまずかったんだろうねー♪」
 くまのすけ「はう〜。今週中は絶好調の筈だったのに〜」
 妻「あんたさー、今週って、昨日までが先週。週の終わりは土曜日よ」
 くまのすけ「あっ」

 <第七話了、第八話(仮題)さー今年もやってきましたマグロの季節!これがあるからアマ王将戦は代表にならなかった....訳ねーか、に続く>