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リレーエッセイ :小関健太 第31回
小関健太






 今回バトンを受け取った小関です。といってもこの名前では馴染みが薄いかもしれません。ここでは「けんちん」という名前で書き込ませてもらってます。このエッセイではこの名前の由来を・・・書こうかとも思ったのですが、今回は割愛させていただきます。
 というわけで、昨年末いろいろとお世話になりながらその後に何も言えなかった、王座戦の結果報告を交えていろいろ書きたいと思います。
 (注 王座戦は、全国各地の代表10大学を集め、総当たり戦で日本一の大学を決める大会です。試合は7人制の団体戦。40分60秒を一日3局、3日間連続で行われます。昨年、慶應は4年振りに関東代表の座を得ることができました。)

初日 1回戦 慶應 D−2 名古屋大
   2回戦 慶應 D−2 金沢大

とまあ、ここまでは順調だったのですが・・・。

   3回戦 慶應 3−C 京都大

自分が負けての3−4負け。いままで何度も経験していますが、やはり後悔しか残らないものです。とりわけ王座戦という晴れの舞台での一敗は堪えました。負けは負けでその中に上下は特にないとは思っていますが、それでもこの負けは特別です。人生2度目の特別な負けです。

その一度目の特別な負けは1年前の秋。秋季リーグ戦の三日目のことでした。(注 リーグ戦とは、関東の大学対抗の団体戦。やはり7人制で王座戦関東代表選抜を兼ねています。慶應の出場しているA級は全7局で、2局−3局−2局と3日にわけて行われます。)慶應は二日目に明治に負けていましたが、次の3条件がそろえば逆転優勝となります。

(1) 6戦目(三日目初戦) 東大に勝つ。勝ち星は多いほどよし。
(2) 7戦目 一橋に圧勝する。東大戦4−3ならば完封、5−2ならば5−2が必要。
(3) 7戦目 東大が明治に勝つ。

他力ではありますが、この中で最も難易度が高いのは(1) 。これが達成できれば、おそらく(2)はできていたでしょう。後は天命を待つのみ。
しかし・・・負けました。慶應が苦しいと言われていたところをとり、慶應ペースと思われていたところで、勝ちを計算されていた僕のところで負けました。結果、3−4負け。

周りの期待やら希望やらを全て無にしてしまうような負け、そんな負けはもう二度としないと決めていたのですが・・・。最重要の試合で、深く考えずに指すといった自分の腐った根性に腹が立ちます。直さなくてはいけないとわかっていながら一年間もほおっておいたことも情けない。これは今後最優先の課題です。


さて、二日目ですが、ここからは坂道を転がっていくようなもの。

   4回戦 慶應 3−C 北海道大
   5回戦 慶應 C−3 東北大
   6回戦 慶應 E−1 広島大

5回戦目でなんとか立て直したものの、2敗目で完全に優勝戦線から脱落。なんとも重苦しいムードになってしまいました。
そんななか、二日目の夜の応援に来てくださったOBの言葉が印象的でした。
「5年前、慶應が王座戦に来たときも最終日優勝の目がなかった。でもそのなかで『どうしても最強の早稲田に勝ちたい』と全員で団結し、そして勝った。それが翌年の王座戦優勝につながったはずだ。だから、お前らも先を見据えて勝て」と。

そして、3日目。
   7回戦 慶應 3−C 東大
   8回戦 慶應 3−C 立命館

昨年、一昨年と比べ慶應は強くなったと思っていました。事実、選抜トーナメント(関東第2代表決定トーナメント)のときは強かったはずです。前日のOBの言葉どおり、みな最善を尽くしました。当たりもよかったと思います。どちらの勝負もかなりのチャンスがありました。
しかし、結果が残らない。この王座戦での負けはすべて3−4であったことでわかるように、最後の勝負どころで弱いということはいまの慶應の最大の問題点でしょう。

   9回戦 慶應 3−C 福岡大

最終戦は気持ちがきれていたのかどうか、ともかく負けました。翌年のレギュラー候補を何人か出したのがよくかったのかもしれません。つまりはこれが今年の慶應の実力ということでしょう。課題は山積みです。

     最終結果  4勝5敗  勝ち数 35
          順位 6位

ほとんどの部員にとって初めての王座戦とはいえ、ぼろぼろの成績です。しかし、慶応義塾大学として、また個人としての問題点がはっきりと見えたという点で、非常によい経験になりました。当然ながらこれで終わるわけはありません。
幸いなことに自分には後一回だけチャンスがあります。再びあの場で将棋を指せるよう、そしてそこで勝てるよう努力してきます。それまでは、今年のように主将としてではありませんが、一部員として貢献できることをやっていくつもりです。
この件に関してはまたお世話になると思います。そのときはどうぞよろしくお願いします。


バトンのほうはすでにニトロさんからあったように、石井秀樹さんにお願いします。石井さんとは面識がないので、どんな文章なのか楽しみです。



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