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リレーエッセイ 山本善光 第8回
『「段位」というもの』
山本善光






若林正俊君よりバトンを受け、ハテ何を書こうかなと考え込んでしまいましたが、将棋に関係の深いテーマということで「段位」について私の思うところを書いてみました。

「段位」というもの   山本善光

私の部屋の隅にホコリだらけの額に入った将棋の免状が、他の免状と重ねて置いてありました。先日部屋の片づけをした折「いつ取ったっけ?」と思いホコリを払って見たら昭和55年・もう23年も前。「そうだ高3の時、将棋世界の3段コースを卒業して親に買ってもらったんだっけ、受験が終わるまで将棋をしないという条件付きで・・・もうすぐ四半世紀も経つというのにナカナカ4段の免状はとれないなあ」

さて4段位の免状をもらうのにはどのような方法があるのでしょうか?私の知る限りでは県名人戦or県竜王戦で優勝、支部団体戦で東日本大会優勝、といったところですが、どれも非常に難しい。「こりゃ私には無理かな?」

将棋に見切りをつけてしまった為ではありませんが、ここ5年あまりの間に縁あって空手・小太刀護身道・麻雀・囲碁の段位(免状)を取る機会に恵まれました。同じ「段位」と言っても、その「格」「威厳」は様々な様です。将棋とか囲碁の段位を持っているという話になると「ほう」と感心され、空手の段位については「おおっ」と驚かれますが、麻雀の段位は「はあ?」小太刀護身道(別名スポーツチャンバラ)にいたっては「なんじゃそれ?」とケゲンな顔をされてしまいます。

体のカタい私にとって実際取るのに一番苦労したのが空手の段位でした。昔からのあこがれでしたね、『ブラックベルト』は。最初に道場に見学に行ったとき「どのくらい練習を積めば黒帯(初段)を取れますか?」と尋ねたくらいでした。その思いが強すぎたのか、目標の黒帯をもらってからは道場に足が遠のいていくようになってしまいました。

元来「段位」というのは将棋・囲碁・柔道・剣道の技能の指標だった、と聞いたことがあります。が、現代では空手・合気道・太極拳・チェス・珠算・書道・カルタ・けん玉・などなど様々な競技(習い事?)の段位があるようです。個人的には「段位」という言葉は、いかにも日本的で威厳があって大好きなのですが、「一対一の勝負事」意外には使って欲しくないような気もします。

「ああ、何か新しい段位にチャレンジしようかなあ」「いかんいかん、将棋でがんばってトータル10段を目指さねば・・・」私の葛藤の日々は当分続きそうです。

続きましては、古屋 皓介君にバトンを渡したいと思います。よろしくお願いします。



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